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2021年12月 9日 (木)

新・私の本棚 山田 平 季刊 「邪馬台国」 第35号 「里程の謎」 再 15 1/1

15 「日本書紀」に見られる「魏志」「倭人伝」の旅程 山田平
  私の見立て ☆☆☆☆☆ 疑問山積、無意味な展開     2019/01/29 追記 2020/10/07 補充 2021/12/09

*序論
 正直言って、国内史書は、当方の「圏外」なので、論議を避けたいところです。氏は、日本書紀(書紀)の不可解な点を一つでも減らそうと、一大仮説を提示しています。但し、倭人伝の書かれた時点で、「日本書紀」は、影も形もないので、倭人伝解釈の根拠を求めても無意味です。

*倒錯旅程の謎
 書紀の編者は、乏しい史料記事を素材とした「フィクション」の構築、つまり、史書の編纂にあたって、書庫の魏志史料の記事を参照して、まずは、神功皇后の所伝の基礎として、卑弥呼と壱与の遣使記事を、晋起居註まで取り入れて利用し、さらには、倭人伝の旅程記事を倒錯して焼き直し、神功皇后の新羅侵攻記事の旅程に利用したとしているのです。まことに、持って回った手前味噌ですが、それが、倭人伝里程論に何の関係があるのか、ついていけません。

 議論が倒錯しているのか、転覆しているのか、素人には、見当もつきません。ここでは、倭人伝里程の議論が求められているのであり、書紀の辻褄合わせ論議を求めているのではないのです。

*結論
 いやはや、大変な大事業ですが、何のためにそこまで無理に無理を重ねて、書紀の再解釈に努めるのかわかりません。

 無資格の門外漢とも見られかねない方が、堂々と私見をここに公開する気が知れません。

 素人考えで恐縮ですが、倭人伝談義に、何らかの外部資料を持ち込むなら、『当該資料の依拠資料、編纂過程、編纂者の身元/素行調査、原本の現時点での所在、現存写本の信頼性、各刻本の実態など、三国志に対して要求されたと同様の大量の身元資料を提出するのが「常識」ではないでしょうか。そこから、はじめて、倭人伝規準で言う外部資料/外国資料の史料批判ができるわけです。
 そこまでの試練を経ても、史料自体と対等の立場ではないのです。

 議論は、起点の確立が必要です。別世界、外国の視点を無造作に持ち込むのは、学問の道を外れています。
 精神論のように聞こえるかも知れませんが、科学的な観測/測定 では、観測/測定に使用する機器、依拠する原器/物差の校正が最初に成すべき事なのです。
 物差が違っていては
、議論が成り立たないと言うだけです。

                              この項完

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