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2022年10月12日 (水)

私の意見 英雄たちの選択 ニッポン 古代人のこころと文明に迫る 再掲 6/17

ザ・プレミアム 英雄たちの選択新春SP▽ニッポン 古代人のこころと文明に迫る [BSプレミアム]
私の見立て★★☆☆☆  2018/1/3   2018/02/03記 復元再掲 2021/07/19 補充 2022/10/11

※更なる「神がかり」
 そこから司会は、時折示す神がかりを、またもや駆使して、ブツブツ呪文の後、「シンボル社会」など意味不明の発言であるが、このたびも意味不明の塊である。古代にそんな概念はなかったから、無意味な自己満足ではないか。
 続いて喚いているが、甲骨の亀裂から啓示を読み取る儀礼は、簡単に体系化できるものではない。殷墟の甲骨遺物は、無数の文字を読み取ったと示していて、決して、安直な「神がかり」ではない。一種理詰めなのである。実見したらいかがかと思う。
 鉄素材を輸入したと言うが、どうやって、輸入代金を支払ったかの示唆も無い。奪い取ったというのだろうか。

※戦争の創造
 続いて、鳥取で出土した殺傷人骨が語られているが、同時代遺物との確認はされていないのではないか。いずれにしろ、当時、百人や一千人ではなかったはずの地域人口の、ごく数例に過ぎない。特に意義を見る必要はないのではないか。また、武器は鉄に限らない。銅鏃も出土していたという、程度の認識である。
 水利争いなど周辺集落と起こしがちな諍いを仲裁するために、各地に氏神があった。地区ごとの力関係を確かめるために、祭りで力比べしたはずである。
 古代における「戦争」が語られるが、「戦争」は国家間の紛糾を解決する正当な手段であり、国家がなければ、それは私闘、あるいは、野盗の不法な襲撃であって、「戦争」と正当化することは許されない。「連合」が成立していれば、「連合構成員」間の紛争は、「戦争」でなく、私闘に過ぎない。せいぜい、内戦(Civil War)である。呆けたことを言わず、おつむのねじを締め直して欲しいものである。

※幻の略奪者
 ということで、大量殺傷は、遠距離から侵入した外来者の仕業と見るとして、稲作振興で富・財産がたっぷり貯蔵されると言っても、互いに犠牲の出る「掠奪」で勝ったとして、一年分の米俵を地の果てまで担いで帰るのは戯画ではないか。掠奪行の間、兵士達は精一杯食べるのである。戦果で報いる必要もある。丸儲けとは、ほど遠いのである。むしろ、歩留まりは悪いのである。

 そんな掠奪行は、毎回成功するわけはないし、それでなくても、必ず、互いに死傷する。奪われた側は長年にわたって、収穫不足に苦しみ再掠奪できない。総じて言うと、東夷における掠奪行は持続できない愚行である。そうそう、掠奪行は、牛馬の無い徒歩行であることも、忘れてはならない。さきほど、「担いで帰る」と言ったのは、その意味である。
 服属させて、徴税することにすれば、米俵は、向こうから勝手にやって来て、誰も死傷しないのである。これは、歴史の示すとおり、末永く持続するのである。まことに、賢明である。

※困ったときの「神がかり」
 またもや、司会者は、環濠集落が、「内外隔絶」をもたらし、外のものが内のものを情け容赦なく殺戮したと「神がかり」する。
 どんな根拠で、そのような無頼の論理を練り上げたのか、むしろ、個人的な妄想ではないのかと言いたくなる。環濠集落と言っても、敵襲は、ちょっとした工夫で乗り越えてくるので、「内外隔絶」などできたものではないし、仮に、石や土の壁、城郭を巡らしても、厳重に隔離すれば万事自給自足となり、封鎖されれば早晩自滅と見える。
 何しろ、耕地は、環濠外に求めないと、聚落は自壊するのである。まして、「都市化」などと「神がかり」すれば、集落内の耕地は住居化せざるを得ないのである。
 総じて、司会者は、何かの妄想に駆られて、思考が混乱しているようである。一般向けの古代史番組には、健全な思考力が望まれるのである。人選を考え直した方が良いのではないか。

 また、そうした異様な「文化」、殺戮掠奪思考の「ココロ」が、どこからやって来て、どのように引き継がれたか語っていない。少なくとも、江戸時代以降、そのような掠奪専業者は出ていない。番組の本旨にどう関係するのか。それとも、司会者は、盗みや殺戮が、古代以来受け継いできた、われわれ固有の「文化」というのだろうか。

                     未完

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