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2022年10月12日 (水)

新・私の本棚 番外 英雄たちの選択 ニッポン 古代人のこころと文明に迫る 再論2019 6/7 改

私の見立て ★☆☆☆☆ 壮大な空転 2017~2019/01/03  記 2019/01/13 追記 2021/01/03 2022/10/12

*金属音妄想
 銅鐸に関して、「それまで、誰も聞いたたことのない金属音と放言していますが、銅鐸のような独特の形状の金属物の打音の音色はともかく、金属音というなら、鉦や銅鼓のような打楽器は、殷周代の太古来、むしろありふれていて「金属音」は、全く斬新でなかったと思います、いや、元々、「誰も耳にしたことがない」などと、古代の出来事を断言できるはずはないのです。

 当時を生きていたような、見てきたような話し方ですが、もっともらしいどころか、筋の通らない放言で、素人に頷かせるものではないのです。単に発言者が「物知らず」という事に過ぎないのです。「初耳に驚く」のは素朴で結構ですが、実物は二千年前から存在しているのです。顔を洗って、出直してほしいものです。そして、儀式の度に奏されるから、耳に馴染むというか、「耳にタコ」になるような気がします。

 それにしても、「金属音を聞くと思考が停止」するというのも、無謀な発言です。思考の動きは誰にも見えないので、停止しようがしまいが、それは、別に見届けようのない、どちらかと言えば、好き勝手に言い立てているだけの勝手な妄想譚です。

 いずれも、文献もない太古の話ですから、言いたい放題なのでしょうが、んな勝手な個人的な感想は、公共放送で喋りたくるのでなく、個人的な世界に止めてほしいものです。このような発言は、今回限りにしてほしいものです。そうでなくても、毎年、このような迷言の再放送を見なければならないというのは、困ったものです。

*強奪無謀
 ここで、磯田氏が突然乱入して、古代に収穫物を掠奪する山賊集団が横行したというのは、暴言の極みです。
 この時代、奪うに値する財物は、ほぼ「米俵」であり、他国を侵略して死傷者を出した上で、帰り道、米俵を担いで、道なき道を野越え山越えするのでは、余りに労多くして報われぬ悪行/愚行です。
 まして、初回の不意打ちの侵略はともかく、それ以降は、待ち受けされて、撃退される可能性が高いのです。農耕を放棄して、侵略に血道を上げていては、掠奪成果なくして生計が立たず10年を経ずして国が滅びるでしょう。現に、史上、そのような山賊集団が持続した記録はないのは、磯田氏がよくご存じの筈です。このような煽動発言は、磯田氏の「学者」としての見識を大いに疑わせるものです。
 そんな血なまぐさいことをしなくても、諸国盟主となって他国を服従させれば、毎年、野越え山越え米俵を担いで貢納してくるのであり、多数の掠奪用兵士を養う必要もありません。
 素人に言われるまでもなく、それが、「倭」から「日本」に継承された、それが全てではないとしても、太古以来の政治風土と思うのです。

 誰がこうした不規則発言を書き立てる台本を書いたのでしょうか。NHKの関係者の精神構造を疑わせます。これでは、健全な論争が成り立ちません。NHKは、司会者の入れ替えを進めた方が良いでしょう。

*卑弥呼無残
 諸説ある中で、当番組の卑弥呼観は呪い師であり、「呪術」の力で政権を把握し、年老いて「呪術」が衰えて、退位、死亡した』という大仰な「創作史観」が横溢していて、世上流布されている、卑弥呼を「神功皇后」や「天照大神」に見立てた諸説は、一顧だにされないのです。
 いや、いずれにしろ、「呪い師」説も、「神功皇后」、「天照大神」への見立ても、「魏志倭人伝」には、明記も示唆もされていない、論者の創作なのです。
 つまり、論者の創作世界の論理であり、古代史の見立てとして、一考に値するという程度にとどまっているはずです。そのようなご都合主義の解釈が古代史分野に横行しているのは、倭人伝の文献解釈が学問でなく、論者の想像/創造した「神がかり」としか思えません。
 何とも、不毛な論争に疲れ果てた諸兄の精神の荒廃を感じさせられる今日この頃です。

 近年の番組で見ると、一個人の提唱がNHKの思考を停止させているように見えます。

未完

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