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2022年10月12日 (水)

私の意見 英雄たちの選択 ニッポン 古代人のこころと文明に迫る 再掲 1/17

ザ・プレミアム 英雄たちの選択新春SP▽ニッポン 古代人のこころと文明に迫る [BSプレミアム]
私の見立て★★☆☆☆  2018/1/3   2018/02/03記 復元再掲 2021/07/19 補充 2022/10/11

*NHK番組案内:チャンネル [BSプレミアム]
2018年1月3日(水) 午後1:00~午後3:00 (120分)
【司会】磯田道史,渡邊佐和子,【出演】里中満智子,中野信子,松木武彦,辰巳和弘,石野博信,倉本一宏
【語り】松重豊

ニッポンのはじまりスペシャル企画!最新事情を踏まえ古代人のこころと文明の成り立ちに迫ります。弥生人=稲作民という常識を覆す先進集落の実像とは?弥生人が銅鐸に求めた神秘のパワーとは?邪馬台国の女王・卑弥呼の出身地はどこ?司会の磯田道史が大興奮の古墳とは?さらに、悪役のイメージが強い蘇我氏が、この国に与えた影響も探ります。弥生から飛鳥までを一挙に駆け抜けてみると、ニッポンのどんな原型が見えるでしょうか

*再掲の弁 2022/10/11
 過去ログ点検の一環として、補充再掲したものであるが、本旨は維持されている。

*総評

 当方の知る限り、当番組は、昨年2017年にも放送されていて再放送である。昨年初見の際は、一般向け番組であり、個人的意見を批判する気になれなかったが、出演者は、権威者揃いでもっともらしい設(しつら)えであり、いっぽう、あり、「まんま再放送」という事は、ちゃんと諸兄姉から批判されていないようなので、一視聴者として苦情を申し立てることにする。

※番組方針逸脱
 当番組は、本来、歴史上の分岐点で、「英雄たち」が直面した選択を明らかにして、視聴者にそれぞれの選択肢を吟味させるものであったはずである。ところが、当特番は、「謎」の特異な解明を、てんでに言い立てて、言わば、羅列するだけで、そのような分岐点/選択肢は示されず、まことに無責任である。

※日本なき「にっぼん」文明
 この番組は、カタカナの「ニッポン」を連発するが、それは、八世紀初頭に始めて採用された「日本」の国号を古代史に使用する時代錯誤を避けたつもりかも知れない。しかし、所詮、一般人は、音声で識別するので、カタカナも漢字も同じ実態と受け止め、「ニッポン」と言っても、時代錯誤から逃げられないのである。「頭隠して」である。

 古代史の議論に、広域政権が広範囲を支配していたと錯覚させる「日本」、「ニッポン」は、「絶対禁句」である。り、まして、「日本列島」は大禁句である。当時、北海道どころか、津軽海峡も知られていなかったはずである。当時なかった概念は、視聴者に謝った理解を押しつけるので、断じて使用すべきではない。(古代史分野で、漠然とした地理概念として「日本列島」を使用し、「日本」、「ニッポン」 の乱用を避ける提言があったことを発見したので、意見の一部を撤回する

                     未完

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