今日の躓き石 プロ野球日本一の「野牛 勇者」の「メジャー失格/人間失格」宣言
2022/11/03
今回の題材は、プロ野球NPBの日本一チーム「野牛 勇者」の殊勲選手のつまらない失言の不用意なNHK報道である。
多分誰も教えてくれなかったのだろうが、「リベンジ」、「revenge」は、日本以外では、大変罰当たりな言葉で、米国メディアのインタビューで口走ると、大変な顰蹙を買うのである。何しろ、「血なまぐさい復讐」、「天誅」を言い立てる罰当たりな言葉であり、キリスト教をはじめ、中東起源の世界宗教では、私的な復讐は、絶対神によって、厳重に禁止されているから、自動的に罰当たりなのである。人前で自慢げに言い放って良い言葉ではない。
何しろ、世界で横行している「テロリスト」は、罰当たりな不信心者などではなく、絶対神に代わって制裁している正当な「信者」である。
このあたり、そのような教えを耳にしていない大半の日本人は、言わば無縁の衆生なのだが、この世界で生きていく以上は、知らないでは済まない、無視してはならない重大な「契約」事項である。
まして、今回のシリーズ制覇は、別に「だまし討ちされた仕返し」でも、「当然勝つと思っていたのに脚をすくわれて恥をかかされた報復」でもなく、要は、力が及ばずに負けたが、今年は、幸運にも力を出し切って勝ったのであって、互いに正正堂々の勝負だから、負けた方も、一切、恨みなど残してはならないのである。せいぜい、「リターン(マッチ)」とでも、しゃれて見せるしかないのである。
と言うことで、野牛軍団の優秀選手はMLB志望のようであるから、移籍先で、考え違いのつまらない暴言で顰蹙を買わないように厳重に注意することである。日本選手が不法に復讐を仕掛けたら、それこそ、「人間失格」宣言であるから、天に代わって仕置きしても許されるということになりかねない。
このあたり、どうも、女子野球チームとの交流試合で猛打賞を得た「怪物」が言い出した(ダイスケ)「リベンジ」の変異体のようだが、学生野球の指導者が、悪乗りしてご丁寧に教え込んでいるようだから、NPBでは、人生経験豊富で知恵の深い監督、指導者が、最優先事項として、こんこんと教育指導すべきである。もちろん、球団の広報担当は、こうした「禁句」を知り尽くしているのだろうが、今回のように当人が無造作に放言しては、何とも止めようがないのである。もったいない話である。
それにしても、いくら談話の引用とは言え、公共放送NHKが、このような問題発言を、堂々と定時ニュース枠で報道するとは、どういうことなのだろうか。一度電波に乗って広がった言葉は、はっきり否定しない限り、長く人の心に汚れたシミを残すのである。是非とも、このような罰当たりな言葉の普及に手を貸さないようにお願いしたいものである。
*余談 嘆かわしいNHKの汚染体質
つまらない余談かも知れないが、NHKには「リベンジ」愛好家がいるようで、郷ひろみドラマの番組宣伝で、「リベンジマッチ」なるドギタナイ惹き句が、公共放送の画面に踊っているのは、何とも、残念である。これでは、まるで、名画に泥団子をぶつけているようで、みっともない。出演者当人に責任は無いので、大変気の毒だが、NHKのご乱行で、全国に汚名を被るのは当人である。
以上
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