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2023年2月23日 (木)

新・私の本棚 番外 makoto kodama 「ToYourDay」さんへの返信(その三)

 邪馬台国探訪 「ToYourDay」さんへの返信(その三)  2023-02-21 05:25:38  初稿 2023/02/23

◯突然のご意見で戸惑いますが、今回の出典は、魏志東夷伝韓伝です。
景初中,明帝密遣帶方太守劉昕、樂浪太守鮮于嗣越海定二郡,
「以下略」
あれれ~!
原文深意を無視し、自説に都合よく解釈してるのは貴殿の方ではないですか?

*本件は、貴兄の先だっての「韓国乱」論義で引用時に、解釈を怠って「無視」したのを、当方が原文復元して、合理的と信じる「解釈」を提示したものであり、従って、この場では、この部分に関する貴兄の解釈は、一切示されていないのです。つまり、当方が提示した「解釈」には、貴兄の「お手本」がないのであり、ご指摘は場違い/唐突です。と「回答」しました。という是正は置くとして、ご不審は解消したのでしょうか?(質問には、回答ください)当方の回答が出し遅れていて、2023/02/24に部分的に追記したので、後日の回答で「大丈夫」です。

> 景初中、恐らく初頭に魏明帝は、公孫氏遼東郡配下となっていた両郡に新任太守を送り込んで、直轄郡とする「人事」を行ったのであり奪取などではないのです。
⇒ 何で公孫氏支配の両郡に魏が勝手に太守を送り込むのが、奪取でないのですか?しかも、この文は、二郡を定むと書いてあります。定むとは楽浪・帯方二郡を支配下に置く=公孫淵から奪取することですよ。
 明帝は公孫氏支配の楽浪・帯方の二郡を司馬懿の公孫淵総攻撃に先立って奪取し、太守だけではなく、兵も駐屯させたのです。更には荊州刺史毌丘倹に命じ、高句麗や烏桓を味方につけています。これを以て、明帝の魏は公孫淵包囲網を完成させたのです。公孫淵はこの時点で既に、滅亡は避けられない運命に陥っていたのです。

*ここまでは、当方の論旨を取り入れたカンペを読み上げていて、大筋に文句はありません。なぜ、些細な勘違いにこだわるのか、誠に困ったものです。

 勿論この策は、司馬懿仲達が考えたものであり、明帝は司馬懿の懸案に従って、命令を発していたのでしょう。

*説明不足と言われると随分情けないのですが、もともと、帯方郡は、明帝の臣下であり、単に遼東郡太守の配下から外して、皇帝直轄に格上げとしただけです。単なる人事異動を、「勝手」、「奪取」は、的外れで滑稽です。秦漢以来の郡制を知らずに、何が、「もち」の「ろん」なのか、不思議です。なぜ無理するのか、不可解です。
*これを、司馬懿の懸案(献策?)と解するのは、貴兄の酔余の思いつきに過ぎず、よく言って勘違いでしょう。
*「本当に」司馬懿の功績なら、韓伝に「明帝の指示により」と書くのでなく、明帝紀に「司馬宣王」の功を滔々と書くでしょう。世間では、陳寿は、司馬懿以下の司馬氏に媚びていたと、勝手に思い込んでいる人がいますが、この記事の扱いに、そのような深意は、一切見て取れないのです。貴兄の読解力の限界を示唆するのは、不届きでしょうか。そうは思わないので、子供に言うように念押しする義務を感じたのです。
 それは、もちろん、高度な史料解釈であり、「訳」(わけか?)などではないのです。いわば、大人の解釈です。小人に分かるかな。
*当方は、相手の知識、経験の不足を攻撃するのは、不本意なので、本件の追求はここまでです。

 以上、貴殿の場合は何か書き込む毎に、貴殿が敬愛する古田説を無理に成り立たせる為に、間違った訳をしていることを露呈し、ぼろを出してるだけのようですね。
 もうこれ以上、噓をつくのは、そろそろお止めになられたら如何ですか?
 なにしろ、古田説自体が間違っており、成り立ちようのない駄目説なので、いくら庇っても、庇いきれるものではありません。

*相変わらず、自信がなくなると「古田大明神」の裾にすがって泣き出すのは、大人の態度では無いでしょう。ここに来て、言葉がだぶついて、目が泳いでいます。ネタ切れですか。
*今回、貴兄に求められたのは、『両郡回収が司馬懿の献策という「思いつき」の論証』であり、説明に窮して逃げ出して悪態を吐くのは誠に困ったものです。せいぜい、見解の相違で済むのに、場に粗相するのは困ったものです。
*せめて「古田説」なる「妖怪」の内容を明示すべきではありませんか。それとも、古田師の著書全部を買い付け、自力で、捜索せよというのでしょうか。困ったものです。
*当方は、間違いがあってもウソはつかないので、貴兄の言は、見事な罵倒、誣告です。(褒めているのではないことを念押しします)何でもないことに動揺し、取り乱して、天下、そして後世に恥をさらさないように、ご自愛ください。当ブログの方針に縛られているので、醜態とは言いませんが。
                                以上

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