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2023年2月 4日 (土)

新・私の本棚 番外 ブログ記事 sinfu「光正解釈説 総纏集」 1/10

光正解釈説 総纏集 「中国語学習と邪馬台国研究と家電修理等」2018-04-16 13:20:00
私の見立て ★★★☆☆ 丁寧な労作 ただし前途遼遠      2023/02/03

◯総評
 世上の諸論で、本論は、珍しく「定説」の悪影響が少ないのに大変感心した。ただし、未熟な点が多くこれほどの明確な提言が、五年にわたって放置されているようなので、ほっておけないので、勝手に「指導」することにした。せめて、論議の対象になる「大人」(おとな)の論義の形にしてほしいからである。

 「指導」の内容は、善意の研究者に参考になると思うので、全文引用に近いこととした。教育用途では、著作者の許諾無しで引用利用できるという規定に則している。因みに、当方は、当記事によって何の利益も得ていない。なお、原文尊重のため、改行が過多であるとの見解はそれとして、手を入れていないのは、当然のことと思う。

 言うまでもなく、「指導」は、当人が読解しなければ何も意味は無い。所詮、当方に何の「害」も「益」もない。通りすがりの野次馬のことは知らない。

*引用と添削      長文御免
倭人在帶方東南大海之中
 ( 倭人は帯方の東南方面の大海の中に在ります。)
從郡至倭 循海岸水行 歴韓国 乍南乍東 到其北岸狗邪韓國 七千餘里
(郡より倭に至るには、海岸に循いて水行し、韓国を歴て、南に行ったり又東に行ったりすると、その<倭国の>北岸の狗邪韓国に到る。七千余里。)
・意味が不明瞭な「又」を足すのは、余計です.
 一方、『「到」其北岸狗邪韓國』の「到」の解釈がすっ飛んでいます。記事一本でも、辻褄を合わすのに大変な労力が必要なのです。
 倭人が「在る」とは、意味不明です。

(從郡至倭)
 群[郡]から倭に至るには・・・と書いてあり
(從郡至邪馬台国)
 群[郡]から邪馬台国に至るには・・・とは表記してません、なので魏志倭人伝は邪馬台国への道程を書いたのではないことがわかります。
・つまらない誤字はともかく、趣旨は、ご指摘の通りです。それなら、なぜ、わざわざ念押しするのでしょうか。なら、何を書いたのでしょうか。いたって、「自然」な質問でしょう。

 倭国とは倭国という実在する1つの国家があるのではなく、倭人が住んでる所の地域(場所)と解釈したほうが良い。
古代史文献を論じて、「実在する」とは不穏当です。
 「倭人」は、人を言うものではありません。「倭国」とは書かれていません。三世紀当時、東夷に「国家」などと言うものはありません。要注意。

 以前ソ連国がありましたがソ連国という国家がどこかの場所にあったのではなく、連合国の総称として使われてました。
「ソ連国」などと言う国は、一切存在したことがありません。要注意。
「連合国」(United Nations)は、合衆国、英国などの戦時軍事同盟を言うのであり、不適当な言い方です。また、それ自体「総称」であり、さらに「総称」と重ねるのは、間違いです。要注意。

 倭国も倭人が住んでる場所の総称として使用していたと思います。
・「倭人」は、人を言うものではありません。「住んでる」とは、何のことでしょうか。
  「倭国」が、「場所の総称」とは、なにかの勘違いでしょうか。この説明は、聞かない方が良かったのでしょうか。

                               未完

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