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2023年2月 4日 (土)

新・私の本棚 番外 ブログ記事 sinfu「光正解釈説 総纏集」 8/10

光正解釈説 総纏集 「中国語学習と邪馬台国研究と家電修理等」2018-04-16 13:20:00
私の見立て ★★★☆☆ 丁寧な労作 ただし前途遼遠      2023/02/03

 もし、女王國の南と示したいなら其南有狗奴國ではなく其を書かず、南有狗奴國とすればそういう意味にはなります。
 すなわち、
 自女王國以北次有~、次有~、次有~。             南有狗奴國
 (女王國より北には~有り、次に~有り、次に~有り。  南には狗奴國有り。)
 とすれば女王國の南には狗奴國があると読めます。
 しかし、この文章は、其南有狗奴國と其南と書いてあるので
 其南有狗奴國の前に書いてある次有奴國 此女王境界所盡
 の奴國の南としか解釈できません。
 日本語(和訳した文章)で確認した方がわかりやすいかも知れません。
 女王国より以北は その戸数、道程,距離は簡略には記載できるが
 その他の傍にある国は交流が遠ざかっているので 詳細を得ることはできない(詳しくはわからない)。
 (そして女王国より北にある国を次有り…次有り…と続けて紹介してます、)
 次に斯馬国有り。  次に巳百支国有り。  次に伊邪国有り。  次都支国有り。   次に弥奴国有り。  次に好古都国有り。
 次に不呼国有り。  次に姐奴国有り。    次に対蘇国有り。  次に蘇奴国有り。 次に呼邑国有り。  次に華奴蘇奴国有り。
 次に鬼国有り。    次に為吾国有り。    次に鬼奴国有り。  次に邪馬国有り。 次に躬臣国有り。  次に巴利国有り。
 次に支惟国有り。  次に烏奴国有り。    次に奴國有り。   ここは女王の境界の尽きる所。
 「その南」には狗奴國があります。
とすれば、「奴國の南に狗奴國有り」と読みとれます。
 「その南」とせず単に 「南」には狗奴國があります。
 だと女王國の北には**国有り、南に狗奴國有り
で、「女王國の南には狗奴國有り」と読みとれます。
 其(奴國)の南には狗奴國 がある。
と解釈したほうが、自然な解釈です。

・先賢諸兄姉に、改行を毎回挟むという正史記事の書き方を指導されているのですか?
・またまた行数稼ぎしていますが、むつかしい理屈は抜きで、これらの諸国があって、「それが女王国の全体であり、その向こうに狗奴国がある」というに過ぎないのです。原文を自己流に書き換えて論じる「改竄」手法は感心しません。
・「倭人伝」が、そのように読めと強制しているなら、当時、ここで、「倭人伝」はゴミ箱入りでしょう。つまり、国名羅列は、読み飛ばしてくれと書いているのです。按ずるに、全体で二千字の中に列記しているのは帯方郡文書に書かれていて、魏志編纂方針で割愛できなかったに違いありません。

 

 

                                未完

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