今日の躓き石 NHKBS「球辞苑」の廃語趣味 「ナイター」乱発
2023/03/26
本日の題材は、ヒット番組「球辞苑」のテーマ「デーゲーム」であるが、なぜか、みんなで無くそうとしている「ナイター」を無造作に乱発しているのが、大変耳障りであった。NHKには、よくない言葉を子供達に伝えないように、身体を張る「良心」がないのだろうか。公共放送が先頭になって、悪い言葉を蔓延させているとしたら、そんな媒体に受信料を払いたくないのである。
確かに、「ナイター」は、世間に広く出回っている、典型的なでたらめカタカナ語であり、野球界は、先輩達が無造作に持ち込んだ悪習を、大変な努力で消滅を図っていると思うのだが、NHKは、そっぽを向いているようで、困ったものである。いや、頑張っているのは、メディアだけであり、選手は何も気づかないままであり、各球団が、ちゃんと研修していないと見えるのである。
これでは、「名誉の殿堂」(Hall of Fame)の対極の「不名誉の殿堂」(Hall of Shame)に収まりそうである。
ついでながら、実戦で勝ち試合の最後から二番目に出て来るピッチャーである「セットアップ」(setup)を、「セットアッパー」と噴飯ものの「でたらめカタカナ語」にしたのは、確か、いずれかのスポーツ紙だったと思うのだが、野球界の悪習は、中々断ちきれない(Die hard)、「死ななきゃ治らない」と見るのである。
どうか、せめて、公共放送は、悪しき「伝統」、負の遺産を、忘却の彼方に押しやって欲しいものである。
既に、「球辞苑」は、額にでかでかとに烙印を押されているのである。
以上