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2023年5月17日 (水)

今日の躓き石 毎日新聞スポーツ面の病根 「リベンジ」見出し

                            2023/05/17 /19
   
 今回の題材は、残念ながら、毎日新聞大阪朝刊14版のスポーツ面のプロ野球報道である。

 探すまでもない。堂々と、横見出しで、「バウアーにリベンジ」と惨状を呈している。
 選手は、メジャーリーグ(MLB)で活躍したので、現地でrevengeを口にすると大変な非難の渦を巻き起こすことをご存じのはずである。そうした「教訓」を、「プロ野球」だけで無く、国内の関係者全体に伝えてほしいものなのだが、どうしているのだろうか。関係者には、口に出したり、記事に書いたりするのを職業としているメディア関係者を含めるのは言うまでもない。

*なれ合い疑惑
 記事本体から推察するに、縦見出しの主語で横見出しに流れ込んでいると見える選手は、独断で「来日初勝利」を献上したらしい。個人でチームの勝ち星を進呈するのも情けないのだが、今回は、独断で「報復」したらしい。チームの意見はどうなのだろうか。
 そもそも、前回の対戦で「納得して献上」したはずなのに、「借り」を返せとばかり、血の復讐「リベンジ」に及ぶとはどういう意味なのだろうか。つまり、前回の「献上」試合は、「なれ合い」であり、野手だから打席で凡退して進呈したと読めてしまうのではないか。これは、固く禁止されている敗退行為を示唆するものであり、毎日新聞記者としては、不穏当な発言である。
 このあたり、当の選手の混乱なのか、担当記者の混乱なのか、大問題と見えるが、紙面左上の大記事なのに署名がない。毎日新聞の方針は、誠に、ウナギのように掴みがたい。

 どうも、毎日新聞社は、真っ当な編集を経ていない記事紙面を読者に振る舞っているらしい。気の早い読者が、見出しの連携を読み損なうのは、どちらの責任だろうか。定期購読者として長年お付き合いしてきたが、誠に、悲しいことである。

*追記 2023/05/19
 ついでながら書き足すと、当記事の翌日18日のスポーツ面は、「ヘッスラ」なるいかがわしい見出しで、読者を歎かせたのである。善良な読者は、毎日新聞に対して、誹謗中傷の横行するネット記事並の乱文を期待しているのでは無い。

 どうも「ヘッドスライディング」をネット上で書き殴っているのに倣ったらしいが、全国紙は、程度の低い、聞きかじりのいい加減な言葉を普及するのを期待されてはいないのである。ちゃんと、まともな言葉に言い換えるだけの時間と給料は貰っているものと思いたい。

 それにしても、三塁打を獲得するためにスライディングするのは常識として、通常は、大けがを防ぐために、足から滑り込むものであり、三塁手も、スパイクを畏れて、緩むものである。それを、スライディングの「行きすぎ」を避けるために頭から行くのは危険そのものであり、こどもたちが真似しないように努めるのが、プロ選手では無いかと思われる。天下の全国紙が、無謀なプレーを讃えるのはどうしたものだろうか。
 大新聞は、タダでなだれ込んでくるネット記事と違う、購読料の元が取れる価値ある見識を示して貰いたいものである。いくら、若者に媚びても、読者獲得にはならないのである。
 悪く取ると、毎日新聞は、ネット記事を盗用しているのではないかと危惧するのである。「ヘッスラ」 に著作権は成立しないかもしれないが、無断利用は感心しないのである。

*「プロ野球」は、悩まないで選手を守るもの
 毎日新聞の権威が地に墜ちていないのは、別のページで、「SNS中傷 悩めるプロ野球」と題して、ネットにはびこる「馬頭星雲」ならぬ「罵倒星雲」から送りつけられる「誹謗中傷」投稿について、担当記者が「書き返すリスク」と題してまとめている内容から伺うことができる。
 誹謗中傷発言に応答すると、論争と見なされて、泥沼に引きずり込まれ、対等の当事者となる可能性を想定しているようだが、それは、太古以来の「誹謗中傷」常套手段であり、いわば、感情的になって応答して「リベンジ」合戦に巻き込まれ、いわば、テロリストの仲間入りするのは、断じて避けねばならないのである。古来、「喧嘩両成敗」の止め方が出回っているから、そこにあるのは、「リスク」ではなく、確実にそこにある陥穽、あるいは、レンガの壁である。投稿者には、何も失うものが無いから、「両成敗」など、もっての外である。挑発に乗ってはいけない。

 この点、記者の認識、論法は、かなり投稿者の思うつぼに入りかけているが、最後に、これは、多数の法律家を擁している「プロ野球」つまり「NPB」が機構防衛のために全力で対処すべきものであり、そのために、各球団と選手会の共同声明などではなく、NPBが全国紙上に発表すべきものなのであり、これを、政府当局者が、新たな法的規制の形で具体化すべきなのであると、記者の本分に目覚めたようである。

 いや、この署名記事担当記者の言明は、毎日新聞社が、報道機関として健在であることを示したものであり、そのためにも、日常紙面から、不用意な暴言、中傷を撲滅することが望まれているのである。

*言論の護り人の務め
 毎日新聞社に対して、これまでも、これからも、手厳しい、つまり、遠慮の無い、率直な意見を呈するのは、毎日新聞社が、歴史的に権威を保ち続けていることに対して、尊敬の念を示したものである。当記事は、毎日新聞社に対する苦言であるが、当記事読者が、走り読みの聞きかじりで担当記者への誹謗、中傷だと解しないように、丁寧に言葉を足しているものである。

 それにしても、野球界に根強く蠢いている前近代的な感情論、報復論は、いつになったら消え去るのだろうか。

以上

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