今日の躓き石 滑りっぱなしのNHK「歴史探偵」のつくりもの「安土城」
2023/07/06
本日の題材は、NHKが、「歴史探偵」で、受信料を大量に浪費したと見える「安土城」の幻覚投影である。「VR」と、自己陶酔的に言い換えているが、要するに本物めいた「幻覚」/まやかし画像なのである。出演者は、お遊びで臨場感を愉しんでいるかもしれないが、視聴者にしたら、他人事である。金返せである。
まずいのは、自虐的に「タイムスリップ」と滑って見せたということである。言葉の意味が分かっていないのでは無いか。まずは、過去の何れかの時点で「実在」していた「安土城」に身を以て移動して、予想外で、行ったきりの移動なら「タイムスリップ」と呼べるが、時間的にも空間的にも、移動していなくて、装着者の視覚がそれらしい物を見ているだけでは、「タイムスリップ」などではないのは、明らかである。
ようするに、建造物の視覚的な模擬だけで、そこには行っていないのだから、「時間旅行」の幻覚さえ無いのである。単なる、年寄りにとって懐かしい「のぞきからくり」である。また、テレビ番組として、何の驚きもないのは、このネタは、放送済みだからである。
まさしく、大すべりである。NHK受信料が、このような軽薄なギャグに費やされているのであれば、部分不払いにしたいほどである。
因みに、毎日新聞で、近来「タイムスリップ」と滑りそうな大見出しに「時間旅行」と書き出していたのには、本気で感心したのである。わかっている人がいるのに救われたが、NHKには救われないのである。
近年、NHKには、「ロストワールド」と「パリは燃えているか」の二大パクり/盗作紛いがあるが、今回は、パクリ損ないの滑りであり、どっちがどうかと言うところである。
以上
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