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2023年8月30日 (水)

今日の躓き石  NHKの歴史的醜態 「歴史探偵」+「どうする」 リベンジ

                    2023/08/30
 今回の題材は、NHKGのバラエティー番組「歴史探偵」「家康VS.秀吉 どうする家康コラボスペシャル(後編)」である。

 タイトルで明らかなように、戦国時代末期の歴史ドラマの内幕を描くはずが、タイトルのいかがわしさは、とかく低視聴率でおちょくられている大河ドラマ」と「コラボ」する恐怖を乗り越えるための「受け狙い」で仕方ないとして、番組の始まりに、でかでかと「リベンジ」と書かれていて白けるのである。

 この時代で、「復讐」と言えば、暴君信長の指令で、妻子、それも、愛妻と嫡子を殺さざるを得なかった家康の「血の復讐」を思い出さざるを得ない。
 それが、今回は、前編で描かれた小牧-長久手の後の秀吉と家康の対抗で「リベンジ」とは、どっちが、どっちに復讐するのだろうか。そもそも、戦国時代の英雄が、カタカナ語の「リベンジ」を叫ぶとは、どういう法螺話なのだろうか。時代考証担当の権威者は、何も指導/ダメ出ししなかったのだろうか。
 色々不思議なのである。番組を見ていると、今回は秀吉の没後まで届いていて、「どうする」でなく「どうした」にしてしまっているのは、「ネタバレ」のようにも見える。主役が、素で登場しているのも、ぶち壊しのような気がするのである。

 随分知られている時代の随分知られている両雄の物語だから、どうしても、これまでにない斬新な「法螺話」としたいのだろうが、いきなり大すべりで「白ける」のである。誰も止めなかったのが、不審極まりない。

 NHKも、随分困って「どうする」と迷ったのだろうが、それにしても、極めつきの「罰当たり」で「どぎたない」言葉を叩きつけるとは、墜ちるところまで墜ちたものである。受信料を返せと言いたいところである。確かに、公衆の面前で嘔吐したら、途轍もなく人目を引くだろうが、二度と信用してもらえないのである。NHKには、「ことば」を守り抜くという、公共放送としての理念も信条もないのだろうか。

以上

 

 

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コメント

>NHKには、「ことば」を守り抜くという、公共放送としての理念も信条もないのだろうか。

まったく同感です。
これは、NHKだけでなく、その他の民法報道にも言えることで、いかんともしがたい焦燥感を感じさせる世相になってきました。

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