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2023年9月25日 (月)

新・私の本棚 瀧音 能之 邪馬台国論争の現在地 歴史人10 2/3

OCT 2023  「日本の古代史が変わる!?」 ABC アーク
私の見立て★★☆☆☆ ひび割れた骨董品 学問劣化に警鐘か 2023/09/25

*「魏志」倭人伝に記載された不明瞭な邪馬台国の位置
 氏は、楽天的に、邪馬台国の位置と言うが、学問的に主張するには、「魏志倭人伝」に「邪馬台国」はなかったのを、まず克服すべきである。重大な怠慢である。
 帯方郡を「植民地」と決め付けるが、魏は帯方に屯田していない。韓諸国が、水田稲作に適さない土地であるから、取り立てられる穀物は乏しいのである。また、貴石、宝石、玉などが出たとも書いていない。何かの勘違いであろう。
 帯方郡から行程諸国までの距離・方角などが見られるとは、深刻な勘違いである。書かれているのは各国経由して目的地までの行程である。
 「倭人伝」を勝手に解釈した上で、『「記載通り」に追っていくと一路南下』と解しているが、誰の解釈に追従しているのか知らないが、それで 明らかな不合理が露呈するなら、「そのような解釈が不正確」という証左である。
 過去の研究者達諸兄姉は、「倭人伝」の記事と自身の思い込みが整合しないのを「矛盾」と見ているらしいが、言葉の意味を知らない無教養を暴露していることになる。局面を眺めれば分かるように、別に、対等の両者が攻防しているわけではない。蟻が「富士山」に背比べを挑んでいるのであって、足下にも及ばないのである。この比喩は、つまらない、低次元、子供じみた勘違いである。

 「倭人伝」は、最高峰の学者が切磋琢磨して確認した正史文書であり、現代東夷の無教養な研究者が間違っているに過ぎない。題意を理解できずに回答不能で自分好みに改竄するのはとびきり愚行としか言いようがない。

▢「魏志」倭人伝に記された邪馬台国までの行程
 当図出典は不明だが、まずは、帯方郡狗邪韓国行程が原文改竄で、伊都国到達後行程が誤解と見え「記述通り」との断定は余りに楽天的である。
 「放射説」を採用すると、「邪馬台国」は伊都国近傍であり、本図は無意味となるから、徒労であり、「倭人伝」解釈を仕切り直すべきではないか。

絹織物の生産
 図示の織機が存在したなら九州説は、決定的に有利になるのではないか。
 なお、女性素潜りは、誤解と思われる。水人は男性である。沈没は潜水では無いと思われる。誤解が誤解を呼ぶ。もちろん、「水」は淡水である。

 畿内説、九州説の論義は飛ばす。

▢卑弥呼の「真説」
 意味不明の風評だが、業界「定説」は、「俗説」、「巷説」である。「呪術的能力」が、いかなる能力か、不合理に論じては纏まらない。記紀に卑弥呼が登場しない以上、「倭人伝」は、中国史料専属で「日本古代史」無関係と見るものではないのか。

▢有力な候補者三人との共通点を考察
 卑弥呼とは一体誰なのか。?
*卑弥呼=女王の概念は、古代中国が広げたもので、国内では、「姿を見たものは、ほぼいなかった。姫御児」などの敬称で呼ばれていた
 コメント 構文錯乱だが、「卑弥呼=女王の概念」は時代錯誤で、特に「=」はあり得ない。「古代中国」が広げたとは妄想である。倭人伝に存在しない「姫御児」の造語を三世紀に持ち込んで「定説」としたのは誰か。いつから、女王は童「児」になったのだろうか。

*魏の使者が二百五年頃に倭を訪れた時点で、三十代後半で夫はいなかった。
 コメント ボロに困惑する。魏創業は二百二十年で、二百五年は後漢建安年間である。下賜物を携えた使節が倭を訪れたのは二百四十年あたりである。なぜ、誰も、注意してあげなかったのか不可解である。
 主語欠落の不出来な文章であるが、女王に配偶者がいないだけで、三十代は著者臆測であり、「定説」は老婆である。
 誰も氏の玉稿を校正しなかったのだろうか。これでは、氏が、後世に恥をさらすことになる。

*倭迹迹日百襲姫命・倭姫命・神功皇后が有力な候補で、倭迹迹日百襲姫命であった可能性が高い
 コメント 誠に不可解である。書紀は、三世紀記録でなく、後世の合理的な後付けがされていない以上、「卑弥呼」と全く無関係と見るのが合理的な判断である。

 ここでも、著者の解釈は、錯乱しているように見える。書紀編者が、卑弥呼を神功皇后に擬えていたと言いながら、「神功皇后は非実在」と断罪しては意味不明である。

                                未完

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