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2024年2月27日 (火)

新・私の本棚 糸高歴史部 季刊「邪馬台国」137号 「糸高歴史部座談会~」

 創刊40周年記念号 記念エッセー 第二席 「糸高歴史部座談会 ~邪馬台国はどこにある~」
 短評:「定説」「通説」の軛(くびき)を負う「痩せ馬」(疾走者)の自画像  2023/11/07 2024/02/27

◯はじめに
 記念稿が、『「魏志倭人伝」の文章が間違っている』と書き出すのは、諸先輩の遺産を負わされた不幸と思う。もっとも、「遺産」呼ばわりには、「まだ生きとるわい」の罵声の波が予想されるので、「諸先輩の遺産 (時期未定)とするのが、妥当かもしれない。

*「遺産」の書き出し
 真面目に言うと、掲載誌 季刊「邪馬台国」の40周年記念号の記念エッセイで、栄えある「第二席」を占める「エッセイ」(小論文、作業仮説)は、世評が高い「福岡県立糸島高等学校歴史部」の多年の部活動成果、つまり、諸先輩の尽力の積み重ねを踏まえて、その場に立っている姿を示しものと見られるので、いきなり「魏志倭人伝」誤謬風聞で書き出すのは、実は、不幸な星の嘆きと見える。

 要するに、数世紀に及ぶ「邪馬台国」論争が、挙(こぞ)って『原史料を「間違っている」との風評を談じている』ことの不条理適確に認識していて、しかも、是正していないのが「傷ましい」というものである。

 「倭人伝」誤記文書呼ばわりの根拠なき風評(groundless rumor)に対する反論は、本来は、「邪馬台国」が虚構国名であり、続いて、其の国が「大国」との誤解/幻想が元凶であると「つぶさに」指摘すべきなのだが、前者は、掲載誌が本誌「邪馬台国」なので誌上で主張できないから、当小論文は、後者への反論を浮かびださせるものであり、「壹国」(いちこく)ならぬ「伊都国」(いつこく)が、北に行程を逆行/周旋する行程三国を「一大率」(例えば、難升米は、倭官名で「倭大善中郎將」の巡察/巡回指導によって官制整備していた図式が読み取れるように思う。(私見付け足し御免)。総じて、よくよく読み解けば、随分、健全な意見と見える。

 ネットや俗悪「新書」で、跳梁跋扈している不出来な「陳寿誹謗風説」の暴論と一線を劃しているのは、見事である。

*「倭人伝」を尊重する解釈
 それにしても、以下、冒頭提言に縛られつつ、「魏志倭人伝」の『現代東夷流解釈、つまり、本質的な「誤解」』に基づいていても、原史料を離れない地味な議論が進むのは、ある意味、誠に傷ましいものであった。それにしても、間違っている」との「通説」に、これほど世上の注目を集める栄えある場で、ある意味堂々と背くのは、良い度胸と言える。立ち上がって、ただ一人拍手喝采(Standing Ovation)である。
 糸高歴史部の誰かが、ここに示された達観を追求していくことを望むだけである。

*禁じられた質問
 もちろん、正直に筋を通すと、国内史学界で生存できないので、素人論でしか述べられないのだが、うして『「魏志倭人伝」の文章が間違っている』と断定できるのか、素朴に初心を追求するのが、生活のかかっていない高校生の史学研究の第一歩のように思うのである。

◯まとめ
 国内史学分野の底辺/後尾/残泥から延々と巻き起こる「陳寿」罵倒論は、どうも、高校生の初学レベルでも感じ取れる「陋習」のようだが、それが業界相場であってみれば、これに逆らうと、国内史学界での生計に支障が出るので、大人(おとな)は擁護/追随/固執せざるを得ないとも見えるのである。
 それが、浮世の習いというもので、誠に嘆かわしいのだが、その点、当方のように、一介の素人で生活のかかっていない小人(こもの)しか筋を通せないと思うので、このような拙文を残しているのである。

 おかげで、こてこての業界人に「おれたちの商売の邪魔をする奴」と言う趣旨で「一利なし」と誹られ、堂々と妨害工作を仕掛けられているが、非営利の素人であるから、利害を問われるのは単に不快なだけであり、別に、他人の儲けがどうなろうと関心ないのである。

 樹木は、芽生えて根ざす土地を選べない、とは、古人の箴言であるが、長大/成人は樹木ではないので、率直/正直に自分の立脚点を変えられると考えるのである。各位に於いては、所属組織の目先の利害に囚われることが、本当に、ご自身の使命なのか、再考いただきたいものである。いや、これは、「糸高歴史部」の現役部員を問い詰めているものではない。世に出た諸先輩の姿を示しているだけである。

                                以上

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