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2024年4月11日 (木)

今日の躓き石 毎日新聞の暴言 「リベンジに燃える」JABA日立市長杯に暗雲

                    2024/04/11
 本日の題材は、毎日新聞大阪14版スポーツ面 [JABA社会人野球]「JABA日立市長杯」展望の署名入り記事である。

 「NTT東日本」は、言わば分別のある熟成されたチームの筈だが、昨社会人野球の二大大会(出場?)を逃がした(予選落ちした?)とかで、「リベンジに燃える」と汚名を着せられている。歴史のあるチームだから、試合の勝ち負け、特に敗北は、ぐっと呑み込んで挑み続けている筈であり、記者が言うように負けた相手に対する恨みを高言して恥を曝しているとは思えない。これは、担当記者の失言/暴言と見ている。間違っていたら、ご容赦頂けない。
 仮に、社会人野球の名門チームが、本大会の頂点で続けて苦杯を喫したとしたら、再戦での勝利を目指して闘志を燃やすのは言うまでもないことと思うが、名門チームが「本大会出場を逸したことで復讐に燃える」とは、何とも、志(こころざし)が貧しいと思うのである。
 担当記者なら、名門チームの顔に泥を塗るような記事は書かないのではないか。

 当ブログでは、「リベンジ」なる忌まわしい暴言が撲滅されることを願って、徒労に近い投稿を重ねているのだが、特に、「野球界に悪疫の種が潜んでいる」ことを歎いているのである。そして、報道陣が好んで「リベンジ」を煽るのが、最近、漸く、影を潜めているとみて、安心していたのである。今回の記事も、未熟な記者の手落ちと思うのだが、くれぐれも、先輩諸公の的確な指導を望むものである。

 全国紙の紙面から姿を消しても、高校野球の指導者に「リベンジ依存症」が跋扈していると、その発言が選手の意識に刻み込まれ、長じて、社会人野球やプロ野球の選手となったときに、世に出てしまうと思われる。本当は、指導者の意識改革が必要なのだが、それは、当ブログ筆者如きが何を言っても、聞く耳を持たないとみるのである。そこで、せめて、全国紙の担当記者が、そのような罰当たりなことばが、紙面に出てこないように芽を摘んでほしいと思うのである。

 ちなみに、当方の「摘発」は、公共放送と全国誌の巨峰である毎日新聞に限っているが、それぞれ、同業他社に対して指導できる立場にあると思うので、念入りに御願いしているのである。

以上

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