携帯・デジカメ

2017年7月 4日 (火)

今日の躓き石 “35mmフィルム”とはどういう意味か?

                                                         2017/07/04
 以前当ブログに書いたように、当ブログ筆者は、「デジカメ業界」が、いろいろな面で消費者を誤解の落とし穴に誘い込む横着さにあきれて、その中でも、レンズ焦点距離に関するいい加減な態度にあきれて、何度か記事を公開した。
 今回、そのような業界をほったらかしにしていたメディア側から補足説明があった。
 

 しかし、この記事は、導入部で大事なところが抜けているのと、肝心なところで、改善提案がないのに恐れ入ったのである。
 導入部で大事なのは、“35mmフィルム”の説明がないことである。その説明抜きに、「35mmフィルムと同じ大きさのフルサイズセンサー」などと勝手なことを言っているが、“35mmフィルム”がどんなものか説明しないで、その大きさもないものである。

 実際、“35mmフィルム”と称しているのは、一枚一枚大きさがあるものではなく、ぐるぐるとロール巻きになっている。
 映画撮影用に作られたものだから、フィルムの撮影可能な部分の幅26ミリ程度に高さ18ミリ程度、幅24ミリ程度の駒を、1秒24コマ程度の速度で次々撮影したものである。
 そのフィルムを静止画(スチル.)用に利用したのが、フィルムに撮影するカメラであり、その一コマは、ほぼ幅36ミリ、高さ24ミリ程度であった、ということである。

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2016年12月 6日 (火)

今日の躓き石 デジカメ業界の混乱が原因 ドデカいコンデジ

                       2016/12/06
 いや、まことに面目ないのだが、以前「ネオ一眼」とか呼んでいた一体型「ドデカい」デジカメを、各メーカーが「コンパクト」のくくりの中に紛れ込ませていたのだが、当方の視野外、水平線の向こうであったため、全然気づいていなかった。

 改めて、手早く調べると、デジカメ業界全体が、自ら「コンデジ」と呼ばないことが多いもののデジカメの分類で、一眼レフに対抗する大分類として「コンパクト」のくくりを設け、実は、サイズも価格も機能も桁違いの製品を混在させるジャンル破壊型の売り方をしているようである。(商品企画の見方では、高付加価値製品の安売りであり、まさか大メーカーがそんなことをするとは思わなかった)

 業界の叡知を集めても、「レンズ一体型デジカメ」の「売れる」売り出し方が出てこなかったため、「コンパクトと言えない」巨大型を、『コンパクト』という衆知、自明の形容詞を名詞化したことばででくくるような醜態になったのだろうか。

 業界ぐるみで、消費者を混乱させていて、嘆かわしいものである。

 過去二回の当ブログ記事で、デジカメブラスを非難した記事になってしまったが、ここに深く謝罪の上削除するものである。

以上

2016年10月14日 (金)

今日の躓き石 不相当なデジカメ焦点距離は誤報ではないか

                         2016/10/14
 今回の題材は、デジタルカメラ新製品紹介記事の「アラ」である。別に、殊更に探し出しているわけではない。堂々と書き出されているのである。

 当ブログで幾度過指摘したように、ITmedia LifeStyleのデジカメ分野の記事が、しばしば「たが」の緩んだ粗雑な記事になっているのは感じていたのだが、今回は、粗雑どころはない。明らかな誤報である。

 ソニー、1型コンパクトカメラ「RX100 V」発表 シリーズ初の像面位相差AFセンサー、AF・AE追従で毎秒約24コマの連写

 記事冒頭の仕様紹介で書かれているのは、「レンズはZEISS Vario-Sonnar T* 24-70mm F1.8-2.8となる。」の断定表現である。

 メーカーの発表資料のせいかと思ったが、サイトでわかるように、また、製品の写真でもわかるように、搭載されているレンズの仕様は、次の通りである。
 レンズタイプ     ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ(レンズ構成:9群10枚(AAレンズを3枚含む非 球面レンズ9枚))
 F値(開放)     F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時)
 焦点距離     f=8.8-25.7mm

 つまり、「レンズは........24-70mm F1.8-2.8となる。」と書いているのは誤報である。
 24-70mm(相当)と書けば、誤報のそしりだけは免れるが、それでも、レンズの実焦点距離を書かないのは、専門サイトとして、あまりにも不用意である。

 当ブログでは、レンズ焦点距離が、イメージセンサーのサイズ次第で、視野角の異なる不明確な仕様になっていて、消費者に混乱を巻き起こしているのに、一向に整理されないままに放置されていることを歎いて、何か交通整理が必要であろうと提言しているが、だからといって、性急に結論に飛躍して(長年の伝統のある)業界の技術基準を無視して、いきなり相当表示にするべきだと言っているわけではない。

 と言うことで、今回も、カメラ業界と関連報道機関の無定見と混沌を思わせる嘆かわしい記事だと指摘するにとどまったのである。

以上

2016年9月17日 (土)

今日の躓き石 本気 それとも “本気”?

                          2016/09/17
 今回の題材は、下記の商品紹介記事二件である。

キヤノンの本気ミラーレス「EOS M5」を写真でチェック!

キヤノン、EVF内蔵の“本気”ミラーレス「EOS M5」発表

 二件続けてこの見出しで、呆れていたのだが、当のメーカーから抗議されて訂正する様子もないから、こうした言い方での紹介がメーカーの本意に沿っているのだろうが、これでは、終戦直後に民生用カメラの製造・販売に取り組んで以来七十年になんなんとする、絶大な権威のある超一流メーカーの品格も、地に落ちたと思うのである。

 この言い方で云うと、この新機種以前の歴代の「ミラーレス」は、冗談まじりで作った、ある意味、ちゃちなものだったと自分から云っていることになるのだが、メーカーの売り文句として、それでいいのだろうか。

 今回は、それ以上追究しない。
 それでいいというのなら、一個人として、このメーカーの見方を変えると云うだけである。
 前回、このメーカーのカメラを購入して以来、十五年程度になるから、別にも顧客でもなんでもないし、もちろん株主でもないし、要は、ど素人が勝手に言い立てているだけなのだが、当方は「本気」である。

 ここまで来ると、サイトの「品格」も、やっぱり、やっぱりという事なのだろうか。

以上

2016年9月14日 (水)

今日の躓き石 違和感とごまかす「ごますり」批評

                           2016/09/14 
 いや、今回は、ネットポータルであるITMeidaの下記記事を読んで、訳のわからない日本語に「違和感」をおぼえ、そして、これは、メーカーの詐称をかばい立てしている「ごますり」記事ではないかと感じたのである。

iPhone 7 Plusの「2倍光学ズーム」って違和感ない?

 当方は、当該メーカーのサイトにアクセスして、事実調査する気もなければ、業界の常識を調べる気もない。当記事の書きぶりについて、自身の知識に基づいて批判するだけである。

 いや、書かれていることを受け止めるなら、これは、違和感などという訳のわからない日本語で茶化すものではない。性能を偽って表示しているのに、そう指摘しないのはどうしたことだろうか。
 当方は、カメラの業界人でもなんでもないので、素人のうろ覚えになるが、ズームレンズは、元々映画撮影用のレンズの(当時としてはめざましい)機能を指すものであった。
 例えば、被写体となる人物(主人公やヒロイン)を広い背景の中に捉えていたと思ったら、連続的にアップしていって、大写しになるという強烈な効果であり、しかも、其の間、焦点が合っていることが格別の効果を示すものであった。このようなダイナミックな「ズーム」効果を実現できるのが、ズームレンズであった。(Zoomは、アメリカンコミックの擬音表現の流用であった)という風に記憶しているのであるが、何分素人のうろ覚えであるので、事実認識が間違っていたら指摘戴きたい。

 ちなみに、それまでの常識は、複数の焦点距離のレンズをタレット式に切り替えるものであり、当然、連続して撮影倍率を変えることはできなかった。

 また、コンピューターによるレンズ設計が殆ど不可能に近かった時代であり、ズームレンズの機構が大変、大変複雑であるため、大変、大変高価になるので、焦点位置を維持しない、単に焦点距離を可変としただけの「バリフォーカル」なる代替物が出回ったほどである。動画でなければ、それでもある程度希望する効果が出ると言うことのようだったが、早々に姿を消している。

 この記事で取り上げられているのは、そうした「原始的」な切り替え方式であり、書かれているように、「ズーム」機能の無いものをズーム呼んでいるとすれば、それは、詐称である。つまり、大嘘である。

 二焦点切り替え式のカメラは、フィルムカメラの後期のコンパクトカメラで、広角と望遠の切替えができるものが結構好評であったが、これを、「ズーム」と呼ぶようなメーカーはいなかったはずである。当時は、まだ、工業界としての倫理も仁義も健在であったはずである。

 記事筆者は、適確に問題点を指摘しておきながら、当該メーカーが「正確さより分かりやすさ」を重視したのかなどと持って回った言葉で「お茶を濁している」が、機能を偽っていて「わかりやすさ」というその心は、ウソをつくことを選んだメーカー姿勢を(内心手厳しく)批判しているようにも見える。

 大変、鬱屈した言い回しだが、生活のかかっているプロの保身なのだろうか。ちなみに、幸か不幸か当方は一介の私人であり、当ブログへの執筆で何も収入を得ていないので、今後、取材拒否されても広告入稿を止められても、何も失うものは無いので、自分の信じるままに書くのである。

 それにしても、戦後の業界萌芽期以来、着実に形成されていた健全なカメラ業界が崩壊して仁義も倫理も何もない、闇の世界になったと言うことなのだろうか。
 いや、崩壊していない、まだ健在だというなら、どんなルールで、このような言い抜けがまかり通っているのか、素人にもわかるように教えて戴きたいものである。

 記事筆者の誤解で、当該メーカーの本意が伝わっていなかったとしたらその点では失礼であるが、当ブログ記事は、あくまで、ネット記事の報道姿勢の批判である。誤解なきように願いたい。

以上

 

2016年4月17日 (日)

今日の躓き石 換算焦点距離の居心地悪さ

                               2016/04/16
 当ブログでは、交換レンズの焦点距離の表記方法に統一した行き方がない点に注意を喚起している。

 今回は、特定のメーカー、特定の筆者を非難するものではないが、たとえば「35ミリ版換算で200mm~800mm」と言う言葉遣いについて異議を唱えたい。

 「35ミリ版換算」と言うのは、フィルムのサイズを言うのだろうが、35ミリフィルムは、映画撮影用にも多用されているので、独り立ちしにくい、不安定な表現である。つまり、「ハーフサイズ」、「シネサイズ」と呼ばれる1/2サイズが、明確に排除できていないのが、素人目には、もっともらしい見かけにもかかわらず、字数を費やしたにもかかわらず、何とも行き届いていないのである。と言っても、この言い方は、「ライカ版換算」とか、「フルサイズ換算」と言い換えても、一向に明解にならず、混迷が深まるだけである。

 次にくるのが、「換算で200mm」と言う言い方である。元になる製品名表示は、レンズの焦点距離である。しかし、書かれている「200mm」はなんなんだろう
 かたや、レンスの焦点距離は、規格に基づいて設計され、計測される物理仕様であるが、換算された数値は何のことかわからない。となると、"mm"と書いても意味が無いのではないか。むしろ、こうした数値は、規格として、その測定方法などが規定されるはずであるが、各記事を見る限り、素人目には、何とも行き届いていないように見えるのである。
 「35ミリ版換算」と言ってしまったために、逆に、換算先は何なのかとか、換算した数値はどうやって計測するのか、とか、筋違いとも言える突っ込みが入るのであり、ちょっと下手な言い方だと感じるのである。

 いや、いくら素人筆者といっても、業界通念というか、常識というか、この形容をどう解釈するのが順当かというのはわかっているが、世界に冠たる日本のカメラ業界として、何とかしないといけないのではないだろうか、と言うのが意見なのである。

 以前のブログで、ニコン(敬称略)が単に「相当」と言う、妥当な表現をとっていることを指摘した。実焦点距離の代わりに商品名に採用するほどである。素人目には、消費者に理解しやすい、と言うか、呑み込みやすい表記である。当ブログ筆者の意見としては、それなら、「相当」の代わりに、(Lengthの略と言うことで)「L100」などと書いて、ついでに"mm"を端折った方が、製品名などの字数を減らせるのではないかと思うのである。

 それはともかく、業界全体として、レンズの焦点距離表示と使用者の実感を一致させる表記を早急に提言すべきではないか。そして、心あるメディア関係者は、この件に限らず、用語統一ないしは明確化については、自身の武器である記事執筆機能を生かして、業界にそのような動きを迫るべきと考えるのである。

 いや、素人にもわかる不都合が、(デジタル時代にしては)長年にわたって是正されないのは、素人には知り得ない、大変困難な背景があるのだろうが、それこそ、プロフェッショナルに求められる難業解決ではないだろうか。

 そうそう、言うまでもないが、当ブログ筆者は、関係者の上司でもなければ、政府高官でもないので、別に、何ら拘束する力は無いのである。ただ、ここでこうして苦言を言うだけである。

以上

2016年4月 8日 (金)

今日の躓き石 嘘の皮か「600mm超望遠レンズ」

                                       2016/04/08
 当ブログ筆者は、先だってのブログで「相当」表示する勇気を称えたが、今回は、商用サイトの嘘表示を叩きたい。

 ここでは、何の断りもなく「600mm超望遠レンズ搭載」と謳い上げているが、これは、正直なところ、消費者を欺く嘘である。

 ソニー、600mm超望遠レンズ搭載1インチデジカメ「RX10 III」。4K動画対応

 「焦点距離」をmm表示する以上、それは当該レンズの実際の焦点距離でなければならないのである。

 こんな姑息な偽りの表示を打ち出すのだったら、堂々と「規格」を変えるべきである。

 因みに、今回の糾弾は、サイトの「編集部」に対するものであって、メーカーに対するものではないが、自社製品の報道が誤っているなら、速やかに訂正の指示をすべきである。そうでなければ、メーカー自身の同意を得たものとみるのである。

 それにしても、いつになったら、消費者に正しい情報の伝わる品質表示が制定できるのだろうか。

以上

2016年2月23日 (火)

今日の躓き石 焦点距離を「相当」にしたニコン「DL」に拍手

                                  2016/02/23
 今回は、躓いたと言うより、うれしくて立ち止まったのだった。

 カメラ業界のリーダー、ニコンが、新製品の装着レンズの品名に「相当」焦点距離を採用したのである。

 近年、デジタルカメラの画像センサーのサイズが多様であるため、採用されているレンズの焦点距離を見てもどんな視野角のレンズなのかわからない、とてつもなく困った事態が続いていた。

 当方は、一介の民間人なので、「L50」のようにLを前に付け、「ミリ」ヲ省略して、混同を避ける形で、ライカ版で相当の焦点距離を商品名に付けて欲しいと思っていた。撮影の際に視野角がどの程度であるか判断するのに、「銀塩世代」は、ライカ版で何ミリという数字で体感しているので、「相当」焦点距離が、一番頼りになるのである。

 ここで、「ライカ版相当」という言い方を前に出すと、猛烈な論戦が起きるようだが、すでに、誕生以来、一世紀を経た「事実上の標準」(de facto standard)なので、メーカー間でメンツ争いするものでもないと思うのである。

 また、技術的に潔癖な言い分としては、現実に、装着されているレンズの「焦点距離」は、工業界/工業規格で定まった焦点距離であり、ミリ表示すると、実焦点距離との誤解を招くと言うことで、使用品に表示するならこれしかない、ということだろうが、その結果、長く悪習が続いていたことを考慮すべきである。

 今回、カメラメーカーとして最古参であり、また、あらゆる面で業界リーダーと目されているニコンが、大英断をしてくれたので、惜しみなく賞賛の拍手を送るのである。一般消費者にとっては、長らく暗雲垂れ込めた世界に、春陽の日差しが当たった感じである。各社が、早急に追随することを希望する次第である。

 できれば、引き続き、悪習の撲滅、さしあたっては、ISO感度の野放図な多桁表示を何とかして欲しいものである。消費者の直観的な評価・判断を、ほぼ不可能とする悪習であり、かねがね疑問視しているものである。

 別に、業界リーダーでなくても、悪習を去り、革新を進めるよう提唱、推進はできるはずである。

以上

2016年1月28日 (木)

今日の躓き石 レンジファインダー奇譚

                            2016/01/28
 今回は、特定のメディアを批評したものでなく、業界の流れへの批判である。

 レンズ交換タイプの非一眼レフカメラを、「レンジファインダースタイル」と無造作に形容している例が目につくのだが、的外れであり、誤用に近いと思う。

 ふつう、ファインダーと単にいうのは、「ビューファインダー」の略であり、要は、どんな光景が撮影されるか、事前に見ることができるというものである。
 もちろん、「一眼レフ」(SLR)カメラであれば、ファインダーで見えている光景は反射ミラーとペンタプリズムなどの光学素子を使って、フィルム面、ないしはイメージセンサー面に形作られる「撮影光景」と実質上「同じ」光景を見ているのだが、フィルム時代の非「一眼レフ」では、別の光学系で「撮影光景」とそう違わない光景を見て、撮影していたのである。

 ただし、それとは別に、被写体との距離を検知して、レンズの動作を制御するため、少し離れた場所に距離測定用の光景を取り込む(結構大きな)を設けていて、「三角測量」の原理で距離を測定していたのである。これを、「レンジファインダー」というのである。

 ということで、フィルム時代の非「一眼レフカメラ」は、概していえば撮影レンズの上に、二つ窓があったのである。これが、意匠の特徴であった。
 言ってしまうと、この形態の元祖ブランドは、こと、レンズ交換タイプに限っても、ライカであり、国内でいえば、ニコン、キャノン、オリンパスなど、軒並み、この構成を踏襲したのである。(日本メーカーが大挙して引き起こした一眼レフ革命の前夜である)

 今日のデジタルカメラは、撮影光景と同等の画像をビューファインダーで見ることができ、被写体との距離を別のレンジファインダー窓を利用して確認しなくてもいいのである。ということで、レンズの上には、窓が一つだけである。
 意匠の特徴を欠いているから、本来「レンジファインダー」スタイルとは、呼べないものである。

 本稿の主張を繰り返すと、このようなカメラを、「レンジファインダースタイル」というのは、大きな勘違いである。
 
今回目についたオリンパス製品でいうと、往年のシャッター速度設定ダイヤルを模した全面デザインといい、完全に蓋ができるモニタースクリーンといい、まことに、クラシックカメラスタイルである。(ライカスタイルと言いたいところだが、元祖が健在であるので、差しさわりがあるのであろう)

 業界の叡智で、消費者を困惑させないような文句を考えてもらいたいものである。

以上

2016年1月 8日 (金)

今日の躓き石 ISO 3280000の困惑

                                   2016/01/08
 今回の話題は、カメラ業界の悪習に関するものである。

 以前、桁数のやたら多いISO感度表示について、消費者を惑わす不届きな品質表示だと感じて、文句を言ったが、今回は、業界のリーダー、世界一の一眼レフメーカーであるニコンの新製品の表示がその先を歩いているので、褒めずにはいられない。(もちろん、皮肉である)

 曰く、「ISO 3280000」。ゼロがいくつあるのか、ISO100の何段階上なのか、とても暗算では把握できない。いや、何で、コトコト計算してまで把握しないといけないのか。

 消費者が商品の品質を把握できない多桁表示は、ぼちぼちお開きにした方が良いと思うのだが、もう、誰もやめられないものになってしまったののだろうか。

 以上、落ちも何もない、ただの文句たれになってしまった。

以上

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