今日の躓き石

権威あるメディアの不適切な言葉遣いを,きつくたしなめるものです。独善の「リベンジ」断固撲滅運動展開中。

2023年11月22日 (水)

今日の躓き石 毎日新聞 月刊「のん」 悲しみの紙面事故 五年越しの野音【****】 聖地巡礼

                                    2023/11/22

 今回の題材は、毎日新聞大阪13面 総合・社会面の名物コラムであるが、見出しが「リベンジ」と叫んでいて、一瞬、過去の怨念が巻き起こした血なまぐさい話かと思ってしまった。本文は、ほぼ平穏であるが、記事末尾には、これまた不吉な「聖地」が出てきて、まるで、現今の「血で血を洗う中東事態を思わせる」のである。

 もちろん、ここで叫ばれているのは、血の臭いと縁の無い「ダイスケリベンジ」のだが、いくら逃げても、たまたま英語に示されている罰当たりな「Revenge」から逃げられないのであり、他に、いくらでも感じの良い言い方もあったろうに、「知らないためにこのような恥をさらした」ことは、気の毒なことだと思うのである。

 特に、ここでも歎かれるのは、歴史と権威のある全国紙であり、編集部門が絶大な権威を持っているはずの毎日新聞が、紙面を血まみれ、泥まみれにしていることである。

 こうして、特定のタレントに、「取り返しのつかない汚名を背負わせる」ので無く、「紙面編集段階で、適切な校閲によって、このような発言を発見し、然るべく指導と助言を行って是正し、読者に伝わるのを防止し、以後の事故防止、再発防止に努める」ものではないかと思うのである。

 そうで無ければ、毎日新聞の存在価値が失われていくと思うのである。

以上


今日の躓き石 毎日新聞 将棋観戦記の盗用事故「王座戦」ネット中継の「不法利用」

                           2023/11/22 追記 2023/11/24

 今回の題材は、毎日新聞2023年11月22日大阪朝刊12版のオピニオン面に掲載された「第82期名人戦 A級順位戦」 観戦記 第21局の2である。

 正直なところ、将棋棋戦は、それぞれの主催紙(時に、複数紙共催)が優先権を持っていて、第三者の報道には「当然」制約があるのだが、今回は、毎日新聞社の記事に『「王座戦第4局」のネット中継を見ての報道』が、堂々と掲載されていて、不審に思ったのである。

 まず、問題なのは、主催紙、ネット中継者について、報道年月日を含めて書かれていないことである。第三者著作物の引用に不可欠な事項が欠落している。

 次に、ネット中継の画面を見た感想のはずが、自身の報道のように書かれていることである。「取り返しのつかないミス」などと、許しがたい論評を付していて、競合誌の紙面で、主催紙の独占的な権利を大いに侵害している。言うならば、自身の観察ではないのに、臨場感を催していたのである。報道偽造である。

 ということで、明らかに、知的財産権の重大な侵害がなされているのである。観戦記者は、王座戦第5局の観戦記を担当する予定だったと言うが、それは、第5局の観戦記を、主催紙の承認のもとに主催紙に掲載する権利であり、第三者である毎日新聞に掲載することは認めていないはずである。まして、今回の記事は、観戦記依頼などしていない第4局であり、これを高言するのは、論外の暴言というしかない。いわば、職業上の秘密事項を不当に漏らしたものとも見える。念のため言い置くと、ネット中継は、中継者の著作物であり、それを、自身の見聞のように書くのは、中継者の著作権の侵害であると指摘しているのである。

 続いて、同局敗者の談話らしきものが、堂々と引用されているが、毎日新聞社が、自社の名人戦A級順位戦の観戦記で、自社主催棋戦を高め、他社主催棋戦を貶めるために、敗者談話を掲載するのは、報道倫理に悖(もと)るのではないだろうか。

 常識的に考えて、主催紙がそのような談話の取材を許しているのは、当日の観戦者、報道者であり、時点不明の後日の談話については、「勘弁してくれよ」と思っているはずであるが、談話には話者の記名はないし、談話の語られた日が、当然、失陥の後日であるとしても、いつのことか明記されていない。
 「王座戦」の価値を毀損することを恐れているはずの主催紙が、前王座が「ミス」を犯したと自認した談話が競合紙に正式掲載されることを許可したものかどうかは、不明である。

 正直言って、棋界、つまり、「世界一の順位戦A級」を占めている「棋界最高位の九段」にしてタイトル保持経歴のあるトップクラスの有力棋士が、「メンタルは他人より強いと自覚してい」たなどと、子供じみた言い方をするものではないと思うのである。「mental」(メンタル)は、体育会系のアスリートの好む恥知らずな言い回しであるが、所詮、名詞でなく形容詞であるし、形の無いものであるから、「強い」、「弱い」は、誰にも知ることができないのは、当然である。伝統的な評言としては、「体力」、「筋力」でなく、「知力」が高く評価されるものであり、「鈍感さ」を誇っていると聞こえては、甚だ不本意では無いかと思うのである。
 このあたり、他紙の観戦記で持ち出され、主催紙に不利益をもたらすと了解した上なのか、という点も、大変疑問なのである。
 問題の談話が、どのような前提で成されたものであり、どのような質問に対する回答なのか「隠されている」から、当の棋士に対して不当に厳しいかもしれないが、もし承知の上での発言、引用許諾であれば、プロ棋士としての職業倫理の根幹に関わると思えるのである。

 ついでに確認すると、「自覚」していたと言うのは、何かの資質が劣っていると自認する場合の言葉遣いであり、あいまって、知性に富んだ一流棋士の口にすべき言葉遣いでないのであり、それでは、観戦記者が棋士の知性を毀損しているのでは無いかと思われる。
 当観戦記は、毎日新聞の看板のもとに、世間に、有力棋士の失言をさらすのでないと信じるものであり、この場合、毎日新聞社としては、教育的指導すべきと見るのである。共同主催紙の朝日新聞社は、同一の談話を引用した、同一趣旨の観戦記を載せていないと思うので、困るのである。
 それとも、この程度の「行き過ぎ」は、業界相場で許容されているというのだろうか。日本経済新聞社のご意見を聞きたいものだが、この場は、毎日新聞社の責めを問うものなので、そちらはそちらで確認して欲しいものである。

 以上のように厳密に論じたのは、本日の観戦記の相当部分が、実際の観戦記でない「第三者著作物の不法利用」に占められているからである。毎日新聞編集部は、このような問題を露呈した記事を当然と見ているのだろうか。

 少なくとも、毎日新聞の一読者として、大変疑問に思うものであり、率直、かつ丁寧に「批判を加えた」のである。

以上

2023年11月15日 (水)

今日の躓き「医師」 毎日新聞 早川智 「偉人たちの診察室」の晩節

 「乏精子症? 跡継ぎ悩み」~「産婦人科医師」の救いがたい迷走 (毎日新聞サイト 未掲載)                            2023/11/15

◯はじめに~[タイトルのダメ出し]
 知る限り毎日新聞には、厳格な表記ルールがあるはずなのだが、見出しに難読/異様な単語「乏精子症」が、ルビ無しに出て来るのは、どんなものだろうか。

*医学専門家の迷走~「巻末魔」の粗相打ち棄て
 「戦国武将の自然死」と妄念を口走るあたりから不吉であったが、次に、断末魔ならぬ「巻末魔」。締めでとんだ「粗相」で、後始末に困るのである。「涙」不要。落とし物にせず、お持ち帰りいただきたいものである。

*産婦人科医の迷走
 要するに、いかに斯界の世界最高峰の知識の「専門家」でも、専門外の分野では、ただの素人であり、ここでは、ただの素人が、「専門家」に名案を囁いていて、「専門家」は無批判で信じ込んで、堂々と「与太話」を語っているのである。一人二役の二刀流であるが、ことの愚かしさは、同様である。

 ついでに「専門家」は専門外分野に堂々と口を挟んで、秀吉の晩年、「大阪城」の「奥」に間男を引きこむこと「など」不可能」と、賢そうに断定しているが、当時の実態を知らない後世の素人の「断言」など無意味である。恥を知るべきである。

*不合理の二段重ね
 本論「巻末」で、「専門家」は時間/空間を越えて現代医師が「秀吉」を診断/治療するとおっしゃるが、予測不能な「タイムスリップ」で、身一つで 秀吉の寝間に乗りこんでも、素手で手ぶらでは無力である。大体、言葉も何も通じないのだから、立ち所に惨殺されて、それで「おしまい」である。とんだ与太話である。
 真面目に言うと、「専門家」は、現代医療を支える厖大な「インフラストラクチャー」をお忘れのようである。
 事の始めに、最寄りの発電所、送電網無しには何もできない。続いて、医療機器、医薬品が必要である。診断/治療に訓練人員が多数必要である。総合すると、診断/治療には、不妊症「クリニック」が必要で、ライフラインもサポートスタッフもコミで、地方都市級の体制が必要である。氏は、臨床医療にあたったことがないのだろうか、といいたくなる。間男談義は、馬鹿な素人の戯言ですんでも、こちらは、本業であるから、笑って誤魔化せないのである。真剣な批判は、末尾に譲る。
 ついでながら、素人考えで申し訳ないが、氏の言う「無精子」症には、さらなる高度医療が必要と思うが、素人には何も言えない。

*増しな「代案」
 随分ましな「代案」として、「患者」が身一つで現在世界にやって来たら、「先に挙げた難点」は、ほぼ全て解消するが、自在に史上人物を拐帯する「タイムスリップ」は、産婦人科「専門家」の新発明である。責任重大である。

 氏のとるべき手段は、氏の理解できない「タイムスリップ」先行技術を動員せずに、単なるおとぎ話として、過去人物を呼び寄せて診断/治療し送り返すべきだった。それなら、単なる「寓話」で済むのである。

*「ヒストリー」の傲慢
 どのみち、時間往復移動は、古典的な「タイムパラドックス」の論理パズルがあって「もともと」(?)無理である。「秀吉」が子だくさんなら、以後の「ヒストリー」は別「ストーリー」になり、我々の時代は来ないのである。いずれにしろ、益体もない寓話でしか無い。
 全国紙に無審査掲載される特権は、もっと慎重に扱って欲しい。駄文の行数/字数稼ぎは無用としたい。
 往年のSF作家が歎いていたように、然るべき知性のないものに暴言/暴力を許すのは、大変な罪悪である。最終責任は毎日新聞にあると思う。

 教訓になるが、「誰でも、知らないことは分からない」と「謙虚」な態度をお勧めする。余談、蛇足で本体の信用を無くしては元も子もない。

◯予測される非難
 不妊治療を受けている方々が当記事を読んで、『不妊症は「手ぶら」でも簡単に診断/治療できる』という印象を与える記事に、強烈な非難が集まったとしても不思議は無い。氏の専門分野であるから、何か言い逃れを用意しているのだろうが、素人目には、不適切な言動である。

                                以上

2023年10月12日 (木)

今日の躓き石 棋士に泥を塗る「リベンジ」パンチ 毎日新聞 「将棋UP・TO・DATE」

                    2023/10/12

 今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊第13版総合面の「将棋UP・TO・DATE」コラムである。と言っても、記事自体は、女流棋士のトップクラスの意欲が紙面に溢れる読み物であり、記事自体に何の罪もない。ここでわざわざ書いているのは、棋界に通じている(はずの)担当記者が、無邪気に棋士に泥を塗りつけ、それが、毎日新聞朝刊の編集過程で是正されていないからである。つまり、これは毎日新聞社の恥である。
 カトモモ、移籍で飛躍期す 無冠の現状、じくじたる思い
 
 記事の終盤に向かうところで、大ポカが炸裂していて、残念至極である。「翌年、里見にリベンジされたが、タイトルへの意欲はより増した。」
 ここで記者は、気軽に書き飛ばしているが、普通に読むと、タイトルを奪取したために相手の恨みを買い、手ひどく復讐されたという意味になる。次は、当然、仕返し/報復である。これは、テロリストの血塗られた無限連鎖と同類であり、本来、戦争/殺し合いと無縁」の将棋にふさわしいものとは言えない。

 目下、野球界を基点として蔓延している『ダイスケリベンジ』は、「負けたら/失敗したら、もう一度出直し」という軽い意味でしかないが、記者は、どうしても、血塗られた復讐しか思いつかないようである。何れにしろ、カタカナ語の語源を辿ると、忌まわしい言葉しかでてこないから、同罪なのだが、それにしても、記者として、そのような風評を掻き立てるのは、どういうものか、困ったものである。これでは、トップ棋士が、口にしたとも見えるのであり、報道の趣旨に反していると思うのである。

 ちなみに、REVENGEは、キリスト教、回教、ユダヤ教で、神によって固く禁じられているので、無信心の日本人が無頓着に言い散らすと世界の信用を無くすだけである。大変大変重い、罰当たりな言葉である。だから、良識あるメディアから、姿を消している、はずである。

 どうか、担当記者は、自分の書いている記事の意味をよくよく考えた上で世に出して欲しいものである。天下の全国紙毎日新聞の朝刊総合面記事は、万人が信頼するお手本になるのである。このような忌まわしい言葉は、深い深い地中に埋めて葬って欲しいものである。

以上

2023年8月30日 (水)

今日の躓き石  NHKの歴史的醜態 「歴史探偵」+「どうする」 リベンジ

                    2023/08/30
 今回の題材は、NHKGのバラエティー番組「歴史探偵」「家康VS.秀吉 どうする家康コラボスペシャル(後編)」である。

 タイトルで明らかなように、戦国時代末期の歴史ドラマの内幕を描くはずが、タイトルのいかがわしさは、とかく低視聴率でおちょくられている大河ドラマ」と「コラボ」する恐怖を乗り越えるための「受け狙い」で仕方ないとして、番組の始まりに、でかでかと「リベンジ」と書かれていて白けるのである。

 この時代で、「復讐」と言えば、暴君信長の指令で、妻子、それも、愛妻と嫡子を殺さざるを得なかった家康の「血の復讐」を思い出さざるを得ない。
 それが、今回は、前編で描かれた小牧-長久手の後の秀吉と家康の対抗で「リベンジ」とは、どっちが、どっちに復讐するのだろうか。そもそも、戦国時代の英雄が、カタカナ語の「リベンジ」を叫ぶとは、どういう法螺話なのだろうか。時代考証担当の権威者は、何も指導/ダメ出ししなかったのだろうか。
 色々不思議なのである。番組を見ていると、今回は秀吉の没後まで届いていて、「どうする」でなく「どうした」にしてしまっているのは、「ネタバレ」のようにも見える。主役が、素で登場しているのも、ぶち壊しのような気がするのである。

 随分知られている時代の随分知られている両雄の物語だから、どうしても、これまでにない斬新な「法螺話」としたいのだろうが、いきなり大すべりで「白ける」のである。誰も止めなかったのが、不審極まりない。

 NHKも、随分困って「どうする」と迷ったのだろうが、それにしても、極めつきの「罰当たり」で「どぎたない」言葉を叩きつけるとは、墜ちるところまで墜ちたものである。受信料を返せと言いたいところである。確かに、公衆の面前で嘔吐したら、途轍もなく人目を引くだろうが、二度と信用してもらえないのである。NHKには、「ことば」を守り抜くという、公共放送としての理念も信条もないのだろうか。

以上

 

 

2023年8月20日 (日)

今日の躓き石 MLBの蕃習か NHKBSが報復を煽る「リベンジ」

                            2023/08/20 
 本日の題材は、NHKBSのスポーツ番組 「ワースポMLB」の暴言である。

 無名氏の語りによれば、千賀投手は、前回登板時の復讐に燃えて「リベンジ」したとされているが、そんなことを公共放送が報道して良いのだろうか。
 大リーグでは復讐として死球を浴びせるらしいのだが、前回乱打された相手全員にぶつけたのだろうか。困ったものである。

 いや、冗談はそこまでにすると、NHKともあろうものが、このような途方も無い、救いようのない暴言を野放しにしているのはどうしたことなのだろうか。放送前に、セリフ合わせはしないのだろうか。出演者は、何も自省しないのだろうか。そんないい加減な番組制作で、受信料を堂々と受け取れるのだろうか。何しろ、高品位が売り物のBS放送なのである。つまらない冗談は、楽屋止まりにして貰いたいものである。

以上

2023年8月13日 (日)

今日の躓き石 不屈の努力に泥を塗る 毎日新聞得意の「リベンジ」 反社会的な「REVENGE99」

                   2023/08/11,/13 

 本日の題材は、毎日新聞大阪14版「スポーツ」面のどえらい汚点である。何しろ栄光ある「もっと社会人野球」コラムに、でかでかと『最後の「リベンジ」』と書き立てられては、本人もたまるまいと思うのである。

 『三度目の「リベンジ」」を誹られた上に、これでは、30歳を目前にして、今度こそ人生の末期と罵られていると見える。これで、逆恨みの復讐心人生になすべき目標も、これを最後に種切れとは、何とも、心許ない「泣き言」と思うのだが、何も、それを全国紙で「でかでか」と書き立てることはないのではないか。毎日新聞の報道姿勢が問われるのではないか。

 これが、『今一度の「チャレンジ」』と言うなら、それなりに意味が通るし、これでダメでも、また出直す」という闘志が見えるのだが、よりによって、この上なく根性曲がりで、どぎたない「リベンジ」を口走るとは、どうにもこうにも救いがたいのである。
 すがりつかれた全知全能の神様も、正義の刃で「悪」を倒したくても、手を出しようがないのではないかと愚考する。神様は、願掛けされる度に走り回る「使い走り」ではないのである。

 それにしても、全国紙たる毎日新聞にこのような邪悪な言葉が出回るのはどうしたことだろうか。これでは、言いたい放題のネットメディアと変わらないではないか。このように良心のない報道が幅をきかすようでは、全国紙の存在価値は、霞んでいくのではないか。

*罰当たりなチーム名の横行
 もっとも、「REVENGE99」などと罰当たりの命名をした何者かが、途轍もなく悪いのだろう。このように反社会的で、流血テロを礼賛するようなチーム名が、堂々とまかり通っているのは、同チームの所属協会に「良心」も「倫理」も存在しないためなのだろうか。困ったものである。

 この「社会の敵」は、全国紙でもなければ、公共放送でもないので、たちの悪い、人前で口にできない、ハレンチな命名に対して、当閑散ブログで一言文句を言うにとどまる。当ブログ筆者は、聞く耳のない輩を、本気で相手にしないのである。
 それにしても、ご丁寧に英語で世界に恥をさらすとは、大した根性であるが、何事も下には下があるという事か。

以上

2023年7月28日 (金)

今日の躓き石 岡上佑の古代史研究室 【ちょっと待てい!】支離滅裂?ここが変だよ!!魏志倭人伝その①【邪馬台国】

 【ちょっと待てい!】支離滅裂?ここが変だよ!!魏志倭人伝その①【邪馬台国】   Jul 28, 2023          2023/07/28

◯はじめに
 今回の題材は、YouTube動画の独演会であり、文字テキストがないので、引用・批評することができない。書評としないのは、そのためである。評点も付けられない。
 以下の当家所感が適切かどうかは、原本動画を視聴頂きたいのである。

*本論 
 いや、ここまで堂々と自嘲されると、大丈夫かなと心配になるが、一応、ご自分のことを「支離滅裂」というのは残念だと言っておく。
 要するに、古典史書を、ご自身の「視点」で読み解けないので、「反省会」気取りで、一々降参してみせているだろうが、それを、ご自身の「支離滅裂」さのせいだと「ぼけ」て見せて、古典的な一人「スラップスティック」のつもりなのだろうか。

 その端緒が、原文解釈に岩波文庫版の読解を使用しているのであり、これに、現代人の無教養な語彙、現代地図、などなど、倭人伝解釈に不都合な道具立てを多数起用しているが、氏の「失敗」の要因として、世上の俗説を参照して、具合の悪いものを使い立てているから、視聴者の耳には、わかりやすく、馴染みやすいかもしれないが、間違い必至の「必敗」法をまたもや確認いただいているように見て取れる。(地図に出典を書かないのも、自嘲しているのだろうか)

 いや、古典的なコメディ技法としても、ちょっと目先を変えているだけで創造性が見えないと思う。折角だが、お付き合いしかねる。

 また、氏の現代日本語の語り口は、古来の先賢諸兄姉には、重訳無しでは伝わらないものと見えるし、まして、原編纂者陳寿は、東夷蕃人に悪罵を浴びていても、理解しようがない。そもそも、「倭人伝」は、漫談でも「演義」でもなく、別に「ぼけ」ているわけではないから、氏が「ツッコン」でも、すべりまくりであろう。

 氏の動画の背景には、先賢諸兄姉の新書、文庫が見えるが、これら著作を「支離滅裂」のともがら/共犯者とされては、皆さん御不満と思うのである。

以上

2023年7月 6日 (木)

今日の躓き石 滑りっぱなしのNHK「歴史探偵」のつくりもの「安土城」

                   2023/07/06
 本日の題材は、NHKが、「歴史探偵」で、受信料を大量に浪費したと見える「安土城」の幻覚投影である。「VR」と、自己陶酔的に言い換えているが、要するに本物めいた「幻覚」/まやかし画像なのである。出演者は、お遊びで臨場感を愉しんでいるかもしれないが、視聴者にしたら、他人事である。金返せである。

 まずいのは、自虐的に「タイムスリップ」と滑って見せたということである。言葉の意味が分かっていないのでは無いか。まずは、過去の何れかの時点で「実在」していた「安土城」に身を以て移動して、予想外で、行ったきりの移動なら「タイムスリップ」と呼べるが、時間的にも空間的にも、移動していなくて、装着者の視覚がそれらしい物を見ているだけでは、「タイムスリップ」などではないのは、明らかである。
 ようするに、建造物の視覚的な模擬だけで、そこには行っていないのだから、「時間旅行」の幻覚さえ無いのである。単なる、年寄りにとって懐かしい「のぞきからくり」である。また、テレビ番組として、何の驚きもないのは、このネタは、放送済みだからである。

 まさしく、大すべりである。NHK受信料が、このような軽薄なギャグに費やされているのであれば、部分不払いにしたいほどである。

 因みに、毎日新聞で、近来「タイムスリップ」と滑りそうな大見出しに「時間旅行」と書き出していたのには、本気で感心したのである。わかっている人がいるのに救われたが、NHKには救われないのである。

 近年、NHKには、「ロストワールド」と「パリは燃えているか」の二大パクり/盗作紛いがあるが、今回は、パクリ損ないの滑りであり、どっちがどうかと言うところである。

以上

 

 

 

2023年5月20日 (土)

今日の躓き石 NHKサタデーウォッチ9の【リベンジ消費】暴言

                      2023/05/20
 今回の題材は、普通に考えられない公共放送NHKの看板番組の暴言である。ここまでによく指摘するスポーツ番組の粗忽なでまかせ語りの失言では無いのである。

 本日土曜日の65分番組のメインの一つである「ディープな体験が人気-戻ってきた外国人観光客」と題するトピックで、ようやく回復してきた観光需要のはずが、突然「リベンジ消費」などと、侮るように口走ったのには、恐れ入った。国内の一般国民に対して言うのも、途方も無い大変な暴言なのだが、今回は、良識ある公共放送が外国人観光客に対して「リベンジ消費」と蔑称を貼り付けているから、大変な罰当たりである。インタビューで、"Is this consumption your revenge?"と訊くのだろうか。敬虔なキリスト教徒であれば、大変な侮辱、罰当たりと思うはずである。

 NHKの番組は、十分な編集過程を踏んでいるはずなので、このようなつまらない、とんでもない失言が公表されるというのは、公共放送への信頼性を、大きく損なうものなので、情けないものである。

 それにしても、最初に「リベンジ消費」 などと言いだした「やから」は、ちゃんとした口の利き方を知らない無責任なお方だろうが、よくも、罵倒、中傷に近い暴言を広めたものである。いや、褒めているのではないのは言うまでもないが、「頭が白くなった」などと、平然と口走る芸術家もいるので、念を押すのである。

以上

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