今日の躓き石 毎日新聞 月刊「のん」 悲しみの紙面事故 五年越しの野音【****】 聖地巡礼
2023/11/22
今回の題材は、毎日新聞大阪13面 総合・社会面の名物コラムであるが、見出しが「リベンジ」と叫んでいて、一瞬、過去の怨念が巻き起こした血なまぐさい話かと思ってしまった。本文は、ほぼ平穏であるが、記事末尾には、これまた不吉な「聖地」が出てきて、まるで、現今の「血で血を洗う中東事態を思わせる」のである。
もちろん、ここで叫ばれているのは、血の臭いと縁の無い「ダイスケリベンジ」なのだが、いくら逃げても、たまたま英語に示されている罰当たりな「Revenge」から逃げられないのであり、他に、いくらでも感じの良い言い方もあったろうに、「知らないためにこのような恥をさらした」ことは、気の毒なことだと思うのである。
特に、ここでも歎かれるのは、歴史と権威のある全国紙であり、編集部門が絶大な権威を持っているはずの毎日新聞が、紙面を血まみれ、泥まみれにしていることである。
こうして、特定のタレントに、「取り返しのつかない汚名を背負わせる」ので無く、「紙面編集段階で、適切な校閲によって、このような発言を発見し、然るべく指導と助言を行って是正し、読者に伝わるのを防止し、以後の事故防止、再発防止に努める」ものではないかと思うのである。
そうで無ければ、毎日新聞の存在価値が失われていくと思うのである。
以上